救急・総合診療科からのお知らせ
8月23日、日本外科学会が実施するTSAT(Trauma Surgery Assistance Team:外傷外科支援チーム)派遣研修を当院救急部医師が受講しました。
TSATは、大規模イベントや国際会議などにおいて、外傷を伴う多数傷病者が発生した際に、迅速かつ専門的な外傷診療を提供できる体制を支援するチームです。また、イベント時の対応にとどまらず、平時から各医療機関における外傷診療体制を強化し、多数傷病者発生時の受け入れ体制を整備する役割も担っています。
当院ではこれまで、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会やG20などの大規模イベントに医療スタッフを派遣し、医療救護活動に携わってきました。
大規模イベントにおける医療対応では、現場での診療だけでなく、限られた医療資源の中で多数の傷病者に対応するための指揮・連携、トリアージ、搬送、受け入れ医療機関との調整など、地域全体を見据えた医療体制の構築が重要となります。
今回のTSAT派遣研修で得られた知識や経験を、これまで培ってきた大規模イベント医療・災害医療の経験と融合し、大規模イベントや多数傷病者発生時にも機能する外傷診療・医療救護体制のさらなる強化につなげていきます。
当院救急部は、日常の救急診療だけでなく、災害や大規模イベントなど、「いつもとは違う医療」が求められる状況にも対応できる救急医療体制づくりに取り組んでいます。